現代では蟹を食べてきたなどと聞くと、いいなあーとなりますが、あれを最初に食べ物と認めたのはいつ頃なのでしょう。
ナマコとかシャコとかあんまり食べたいと思わないものも、最初に誰か食べてみた人がいて、今はみんなが食べてるから違和感なく食べられるわけです。

最初に食べられた蟹は上海蟹だったようです。
そして最初に食べた勇気ある人は中国人だったといわれています。
長江にあるデルタ地帯の治水工事の時、周囲の草を焼き払っていたら、そこにいた「虫」と呼ばれる生き物も一緒にこんがりと焼き上がり、香ばしいので食べてみたら「旨いじゃん!」となって広まったという事です。
ちなみに食べてみた食いしん坊?な人は「巴解(はかい)」という役人で、蟹は当時「虫」と呼ばれていたので「巴解」の下にいた虫で蟹という漢字になったとか。
今や水族館のタカアシガニを見ても「旨そう!」と思える(筆者だけ?)時代になりました。
蟹にとっては迷惑な話ですが、美味しい食べ物を見つけてくれた役人さんに「ありがとう。」というお話でした。

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